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こんにちは、デザイナーのシグ・ゼーンです。私は高校卒業までオアフのカネオヘで育ちました。そして1980年にここビッグアイランド(ハワイ島)のヒロに越してきて以来、ずっとここに住んでいます。
:: ハワイ文化との出会い ::
ちょうど70年代前半のころ、ハワイアン文化のリバイバルが始まったんです。何か自分も「ハワイアン」な事に触れたいと探していました。そして良い機会だと思い、それまでやってみたかったフラのカヒコ(古典フラ)を本格的に始めることにしたんです。でも当時ホノルルに住んでいた私は、なかなか自分が気に入るハラウ(フラ教室)を見つけられなかったんですよ。そして1975年に私は休暇でここビッグアイランド(ハワイ島)のヒロに来たとき、たまたまハラウ・オ・ケクヒのカヒコを見たんです。そのとき、このハラウしかないと決めたんです。運命的な出会いとでも言いましょうか。当時のハラウ・オ・ケクヒのクムフラ(フラの指導者)、イーデス・カナカオレは私の義理の母になり、そして現クムフラ、ナラニが私のワイフなんですから。二人は私にとって家族であると同時にハワイ文化の基礎を伝授してくれた、師のような存在なんです。
:: クム・イーデス・カナカオレの教え ::
私がデザインの仕事に携わるようになって、かれこれ20年になります。最初は義理の母クムフラ・イーデス・カナカオレに言われたことがきっかけだったんです。義理の母は古来から伝わるハワイ文化を後世に残すことを重んじていました。それに共感した私は、私の持てる限りのハワイアン・カルチャーの知識を、ハワイの文化では重要なフラに関係する植物などを元にしたデザインで表現しようと考えたんです。そのデザインを衣服と言う、人々の目に付きやすいキャンバスの上に置くことで、親しみやすいものにしようと思ったんです。
:: 植物の真の姿をデザインに ::
私がハワイ文化の基礎を学んだハラウ(フラ教室)、「ハラウ・オ・ケクヒ」は私がデザインをする上での道しるべ的存在です。ハラウが私にハワイの文化の基礎、そして大切さを教えてくれました。いまでも初心に帰って、ハラウで学んだことを思い出すことで、デザインのヒントを得ることがあります。私が植物のデザインをするときに特に気をつけることは、古来からのハワイ文化のエッセンスをどれだけ忠実再現できるかです。なぜならデザインは私にとって、ハワイ文化やそれを学ばせてくれた方々に対する「マハロ(感謝)」の意が込められているからです。そのハラウで学んだ基礎があるからこそ、今ではフラに関わりある植物だけでなく、文化を語る上で重要な、薬草や染め木などをデザインに起こすことができるんです。
:: 確立した独自のデザイン方法 ::
私は特にデザイン学校などに通って、教育を受けたわけじゃないんですよ。長年の積み重ねで技を習得した感じですね。試行錯誤の繰り返しで少しずつ、何が良いか、何が悪いかを分かるようになっていきました。そんな私はデザインをする前にまずカメラを片手に山に入り、草花の写真を撮るんです。持ち帰った写真をじっくりと見て、デザインの構成を練っていきます。そして一番良さそうなものを選び出して、フィルムにデザインを切り込んでいくんです。そしてそのデザインをシルクスクリーンに起こし、そこからTシャツやアロハシャツなど、皆さんに喜んでもらえる物に仕上げます。
:: デザイナーである息子について ::
私の息子がデザイナーになると決めたとき、私はすごく恵まれていると思いました。もちろん家を継がせるなどの強制はしませんが、ファミリー・ビジネスが続いていけたらすばらしいことです。子供というのはスポンジみたいなものです。水を与えれば与えるほど吸収していきます。私は持てる限りの知識と経験を息子に教えてあげるつもりです。だからと言って、それは息子にきっかけを与えるに過ぎません。建物のドアを開けてあげるようなものです。その中で何をするか、何をつかめるかは息子次第なんです。人類はそのようにして、進化してきたのです。
:: 将来はアートと造園を ::
私は将来的にはただひたすら絵を描く様な生活を送りたいですね。そしてハラウ(フラ教室)のために「キノラウ」のガーデンを造りたいです。「キノラウ」とは神々が植物の姿をしている時のことです。フラを踊る時のレイを作るのには欠かせないものです。私が将来ガーデンを造れれば、ハラウのみんなが森や山に分け入って、足を棒にしてキノラウを集めにいかなくて済みますから。すでに山間に5エーカーの土地を用意してあるので、そこをキノラウのガーデンにしたいんです。アートとキノラウ・ガーデンの両方に情熱を注いで行きたいですね。
:: 忙しくても心のゆとりを忘れない ::
私は毎朝サーフィンするように心がけています。ほぼ毎日ヒロ近くのホノリイ・ビーチで波乗りをしていますよ。海に入ることは私にとって、自然と一つになり、心を洗う意味を持っています。そして波に乗り、板の上に立ち、まるで世界の頂上にいるような気分を味わうと、一日を乗り切る力が沸くんです。休みの日などは、ここヒロにある防波堤の先からの眺めを楽しんだり、のんびり釣りをしたりしますね。防波堤の最先端から見えるヒロは最高の眺めですから、おすすめですよ。他に趣味といえば、
息子と共通してトラックですかね。車高を上げた、特に大きいやつです。運転するのが楽しいですよ。本当は四駆を走らせて、マウナケアとか行きたいんですけど、仕事の関係でなかなか時間を作れないのが残念なんですけどね。
最近、ビッグアイランド(ハワイ島)のイベントなどで愛・地球博に行ってたんですけど、とても楽しませていただき、日本の皆さんにすごく感謝しています。是非日本の方々もヒロに来ていただきたいです。大きな都市も便利でいいですが、ヒロのゆったりとした生活もいいものですよ。ビッグアイランド(ハワイ島)の中でも、特別な雰囲気のあるヒロに是非遊びに来てください。
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シグ・ゼーンさんのご子息が語る!
クハオ・ゼーン Kuhao Zane
僕はデザイナーになることを「父の跡を継ぐ」とは考えていません。僕は自分の意思でデザイナーになり、僕独自のデザインをしていくだけです。父がデザイナーであることは、僕がデザイナーになった大きなきっかけといえます。しかしそれは父が言うように、父からただ真っ白なキャンバスを渡され、あとは「さあ、僕はどんなデザインができるかな?」と言う様な感じです。僕はデザイナーになってよかったと思ってます。とにかくデザインするのが楽しくて、休みを取るのを忘れてしまうほどです。
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シグ・ゼーン Sig Zane
ビッグアイランド(ハワイ島)を拠点に数々のハワイアン・ウェアを世に送り出すデザイナー、シグ・ゼーン。彼の伝統ハワイ文化を重んじたデザインは、日本を始め、世界中で高い評価を受ける。フラダンサーとしても有名。 |
シグ・ゼーン・デザインズ
122 Kamehameha Avenue
Hilo, Hawaii 96720
電話: (808) 935-7077
ウェブサイト:http://www.sigzane.com
★「びっぐあいらんど ぴーぷる」
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